木材には様々な加工技術があります。

ここでは、当社が得意とする加工について説明します。

● ダボ組み加工

● 鉋がけ

● 脚加工

■ フラッシュ加工 (突板構造)

 フラッシュ1  【芯材】

今回は円形のテーブル天板を作るので、まず芯となる円形の枠を組み立てます。芯の寸法は、図面からCADで数値をだして、

NCボーリングで切り抜きました。

 

 

 

 

 

 

 フラッシュ2  【枠の組立】

エアタッカーで枠を組み立てていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

フラッシュ3  【枠の組立】

円形の枠ができました。より補強を兼ねて、これから中に芯材を入れていきます。ときには、フェザーコア(段ボールのような紙の補強材)、

などを入れて、より強度を持たせる場合もありますが、

重さなや用途などの兼ね合いにより、変えていきます。

フラッシュ加工の最大の特徴は軽さなので、それを生かす

作り方を選びます。

 

 

フラッシュ4  【突板貼り】

上下に板(突板)を貼ります。今回は大きいので、二枚に分けて貼っていきます。突板にもたくさんの種類があり、用途や金額によって、

様々な組み合わせをします。

フラッシュ加工の特徴の一つが、木が狂わないこと。

突板と心材とで何層にも木を積層するので、気候の変化

などでの狂いや割れがおきにくいのです。

突板の世界って?

フラッシュ5  【突板貼り】

ボンド(酢酸ビニル樹脂系)で芯材に突板を貼っていきます。本当に地味な作業です。でも、このボンドの付き方がのちのちの製品の寿命を

決めていくので、慎重に!!

 

フラッシュUP

今回は二枚の板を張り合わせるので、合わせる部分を

斜めにカットして、より着く部分が広くなるように、

貼り合わせの部分が目立たないようにしました。

ちょっとした工夫と手間の積み重ねですね。

フラッシュ6フラッシュ7  【面取り】

プレスで圧着して、しっかりと突板を貼りつけた後は、

面を取っていきます。

面取りはトリマーで一周します。

このときに、きれいに一周できるかがミソ!

あんまり切れない刃を使うと毛羽立ったりと仕上がりが

汚くなります。

最後にサンダーで天板を研磨して終了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラッシュ8  【完成】

脚と幕板が付く部分には、ボーリングの穴をあけて完成です。

今回は、漆塗りの塗り下木地なので、白木のまま納品です。

こうしてみると、でかいですね。

 

フラッシュ加工は、最大合板サイズ4×8まで可能

ですので、お気軽に声をかけてくださいね♪

 

 

 

 

他にもフラッシュ加工の商品はこんなものがあります!

欅の銘木突板や、玉杢突板、などなど…