松本箪笥の金具(巾着模様)
繊細で、衣装的で、古びても美しい…
そう思われませんか?
今では、こんな凝った造りをする職人さんが数少なくなってきていて、
なかなかお目にかかることはできません。
現在でも作られている時代箪笥(和箪笥)ですが、
昔と今と、一番違うところといえば金具です。
金具職人さんがいなくなってきたことと、機械による大量生産ができるようになったことで、
昔のような、凝った、衣装的なものはなかなかでなくなってきました。
あったとしても、目が飛び出るほど高い値段で取引されます。
だからこそ、残っている金具は貴重なものなのですよね。
錆を取って、漆を塗って、また100年使われるように生まれ変わらせる。
それが、私たちの使命でしょう!!
いいものを後世に残すこと、私たちにできることはそれだけです。
by oka