■ 鉋がけ
大量に正確に作るには、機械を使わなくてはなりません。
でも、最後の仕上げはやっぱり手の感覚が頼りになります。
細かい目地(木地と木地との段差部分)、背板のはめ込みの調整、等々
光をあてて、目で見て、手で触って、
自分の五感すべてで仕上がりを確認します。
【目地払い】
縁貼機で縁を貼っていったら、1回1回鉋で目地を払います。 目地とは、微妙にでた段差のこと。 それを、手で触っても感じないところまで平らにするのです。 0.01mmの精度で木地を削ることができる鉋だからこそ きれいな仕上がりになるのです。
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【背板のはめ込み】
同じように作った家具でも、一つ一つ微妙に違いが あるものです。 その違いにはその都度対応して、びったりのものを作って いかなければなりません。 だから背板は、一つ一つ鉋で調整して合わせています。
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木のねじれ、収縮、個性、それらを手業でカバーする為の技術。
日々精進していきます。